「ご自愛」と聞くと、どんなことを連想しますか?
“自分を愛そう”“自分を好きになろう”
そんなメッセージが真っ先に浮かぶ人もいると思う。
でも、わたしは単純にそれだけではないと考えています。
自分のことを好きになれない日も、普通にある。
というか、むしろそっちのほうが自然じゃない?
鏡を見るのが嫌になる日も、何もやる気が起きなくて自己嫌悪になっちゃう朝も、
誰かのひと言で急に心がしぼんじゃう瞬間もある。
そんなときに「自分を好きにならなきゃ」と思わされると、余計に苦しくなっちゃう。
自分を好きになれないなら、そのままでいい
だから私は、ご自愛ラボではこう伝えたい。
自分をどうしても好きになれないなら、そのままでいい。
無理に好きになる必要はない。
心って、“言い聞かせた瞬間に変わるもの”じゃないから。
焦らなくていいし、「できない自分」を責めなくてもいい。
まずは、こうつぶやいてあげてほしい。
「今は自分を好きになれないんだね。それでいいよ。」
この“それでいいよ” “それでもいいよ” と自分に声を掛けてあげることが、自分の心をゆるませてくれる。
では、「ご自愛」って何をするの?
自分を好きになれない日って、たぶん心の余裕もエネルギーも足りない日。
だからご自愛ラボでは、“自分を好きになる”より前に、こう提案したい。
✔ ただ、心がやわらぐことをする

・あたたかい飲み物をゆっくり飲む
・キャンドルやお香など、お気に入りの香りをひとつ焚く
・肌触りの良いブランケットに包まれる
・散歩に出て橋の上で深呼吸する
・推しの画像を眺める
こんなふうに、「無理に自分を好きにならなくても、心がほっとすること」 を重ねていくほうが、ずっと優しいリセットになります。
わたしは、マリアージュ・フレールのとってもいい香りのお紅茶を淹れて飲んだり、
ウッド芯のキャンドルでぱちぱちとした音を聞きながら過ごす時間がだいすきです。
それが積み重なると、自然と「自分と仲良く」なっていく
人って不思議で、無理に“好きになろう”とすると苦しいのに、
心があたたまることを続けると、いつの間にか自分と仲良くなれる。
“好き”は目標じゃなくて、気づいたら育っているもの。
だから焦らなくて大丈夫。落ち着いて、ね。
今日のあなたを受け止められるのは、他の誰でもなく自分自身。
そしてその一歩は、こんなに小さくて大丈夫だよって伝えたいです。
おわりに:あなたが今日をやわらかく過ごせますように
自分を好きになれない日も、好きでいられる日も、どちらもあなた。
ご自愛は、「好きになる」ための義務じゃなくて
ありのままの自分と一緒にいてあげるための、小さな習慣。
今日のあなたが少しでも軽く、あたたかく過ごせますように、なにかひとつ「心がやわらぐ」行動をえらんでみてください。
