「創造性」と聞くと、特別な才能がある人のもの、
努力と根性でひねり出すもの…そんなイメージを持っていませんか?
『ずっとやりたかったことをやりなさい』は、
その思い込みを、やさしく、でもはっきりと手放させてくれる一冊です。
『ずっとやりたかったことを、やりなさい』概要
誰でも創造性を回復し、自分らしい人生を取り戻せると説く実用書。
中心になるのは、次の2つ。
- モーニング・ページ
毎朝、頭に浮かんだことをそのままノートに書く - アーティスト・デート
週に1回、自分自身と過ごす「心の栄養時間」
この2つを軸に、12週間かけて
自分の中にある恐れやブロックをほどきながら、
「本当にやりたかったこと」に戻っていくプログラムが紹介されています。
読む前から始めていた習慣。
モーニング・ページ
実はこの本を読む前から「モーニング・ページ」という考え方自体は知っていて、
朝や夜にジャーナリングを書く習慣はすでにありました。
だからか、「新しいことを始める」というより
すでにやっていたことに、名前と意味をもらった感覚に近かったです。
実際、この「ご自愛ラボ」という場所も、
ノートに書き出している途中でふと浮かんだアイデアから生まれています。

モーニング・ページは、自分サイズでいい
本の中では、「毎朝A4を3ページ書く」とあるけれど、わたしはA5の1ページだけ。
ここは、人それぞれでいいと思っています。
大事なのは量じゃなくて、自分の声を聞く時間を毎日に少しだけ用意すること。
アーティスト・デート
「アーティスト・デート」は、自分の中の創造性を持つ子どもと仲良くなる時間。
これも、意図せずずっとやっていたことでした。
- 公園をただ散歩する
- むかし夢中だったものを思い出す
- シールやスケッチブックを自分に買ってあげる
- きれいな色鉛筆で、理由もなく絵を描く
生活を便利にするわけでも、生産性が上がるわけでもない。
でも、こういう時間こそが、創造性の泉を静かに満たしてくれるのだと思います。
ご自愛ラボで「一見、役に立たないものが心を豊かにする」
と書いてきたけれど、やっぱり間違ってなかったんだ

心に残った一節
自分に何より誰より優しくすること
ささいなことでいいから、具体的な方法で自分自身に親切にするよう、心がけてもらいたい。
(中略)
自分自身にささやかな恵みをもたらす者に、神はたくさんの贈り物をする。
この言葉を読んで、改めて思った。
自分に優しくすることが、創造性を回復させる。
夢を叶える=自分を削って、無理をして、血のにじむ努力をすること
だと思い込んでいたけれど、
満たされた日常のなかでこそ、いちばん良いものは生まれるのかもしれない。
「もう遅い」という思い込みについて
本の中には、自分より年上の人たちの成功体験もたくさん出てきます。
そして、年齢を理由にしない姿勢が、かなりはっきり描かれています。
正直、30代半ばのわたしは、これから新しいことに挑戦したり
夢を追いかけることを「もう遅いのかな」と思うこともあった。
でもそれは、失敗して傷つくのを避けるための言い訳だったのかもしれない。
(と、本に記載されている)
結果や評価だけを見るんじゃなくて、生み出すプロセスそのものを楽しんでいい。
そう思えたことが、この本からもらった大きな希望です。
ご自愛ラボ的・結論|創ることは、自分を大切にすること
『ずっとやりたかったことをやりなさい』は、
何かを「成し遂げる」ための本というより、
自分と仲直りしながら、創ることを楽しむための本。
もうすでに何かを作っている人にも、これから何かを始めたい人にも、
そっと背中を温めてくれる一冊だと思う。
きっと、自分の中の創造性がすこしでも成長し始めることを感じられるはずです。


