「自分を大切に」とか「ご自愛しよう」とか、よく目にするようになったし
自分を大事にした方がいいことはなんとなく分かっていても
自分のことなんかすきじゃないし、今更大事になんて、どうしたらいいか分からない…
そんな風に考えてしまうあなたへ
考え方を変えてみるヒントを、今日はお伝えしたいと思います。
“無条件にかわいい” 理由は、あなたの中にもある

たとえば赤ちゃんや猫って、“無条件にかわいい存在”ですよね。
何かできるから、何か持ってるからかわいいわけじゃなくて、
ただそこにいてくれるだけで、愛おしい。
でも——
自分のこととなると、同じようには思えなかったりする。
「自分だけはそんなふうに思えない…」
「もっとちゃんとできてからじゃないとダメな気がする…」
そんなふうに感じてしまう人に、届けたい話をします。
なぜ自分には優しくできないんだろう?
私たちは大人になるにつれて、“条件つきの価値観”の中で生きるようになる。
- 頑張っていれば褒められる
- 成果が出ていれば認められる
- 周りに迷惑をかけないように
- できている自分でいなきゃ
… 気づかないうちに、「できている自分だけが価値がある」という感覚が育っていく。
だから、「できてなくても大事にしていい」という感覚が、とてもむずかしい。
でもね、赤ちゃんや猫、あなたのすきなものを見て
「あぁかわいい…」と感じる優しさは、ちゃんと自分の中に残っている。
無条件の優しさを知っているからこそ、今もそう感じられるのです。
今日からはじめる “自分様” へのご自愛という新しい視点
だからこそ、今日提案したいのはこれ。
“かわいくて大事な自分様に、今日は何をしてあげられるかな?”
行動できない自分を責めるんじゃなくて、
愛おしい存在をお世話するように、自分に向き合ってみる。
がんばらせるためじゃなく、自分がご機嫌でいられるように、
可愛い自分様のために「してあげたいこと」を選ぶ。
かわいい存在をお世話するように。小さな「してあげたいこと」リスト
大げさなことじゃなくていい。
- 来客用のお気に入りのカップで温かい飲み物を淹れてあげる
- 疲れている日は、洗濯物をたたまず山のままにしちゃう
- 寝る5分前に、優しい音楽を流してあげる
- 「今日よくがんばったね」って声をかけてあげる
- 気が重い予定を一つだけ減らしてあげる
- 湯船にゆっくり浸からせてあげる
これらは全部、“無条件にかわいい存在へのふるまい” です。
できている・できていないは関係なくて、ただ「大切だから、してあげたい」だけ。
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“かわいいと思えない自分” にも ◯ をつけていい理由

「でも、やっぱりそれでも自分のことをかわいいなんて…思えない」
そんな気持ちがあっても、大丈夫。
むしろ、それを感じる今のあなたの心にこそ、そっと◯をつけてあげてほしい。
かわいいと思えなくてもいい。
思えない自分を“ダメ”にしなくていい。
昨日の記事で書いたように、まずは
“どんな気持ちにも◯をつける”
ここからで本当に十分。
その小さな◯が、無条件の優しさの回路をゆっくりとひらいていくから。
昨日の記事とつながる、ご自愛のやさしい循環
もし、まだ読んでいなかったら、
昨日の記事の「自分の気持ち全部に◯をあげる」練習も一緒にしてみてくださいね。

自分の心を否定せず受け止めることが、今日の記事とつながって、
やさしい循環をつくってくれるはずです。
おわりに:今日はひとつだけ、自分様にプレゼントを選んであげて

赤ちゃんや猫を見てふと心がゆるむように、
あなたの中にはもともと“無条件の優しさ”がある。
今日はそのやさしさを、すこしだけ自分にも向けてあげてください。
無条件に愛おしい “自分様” のために、ひとつだけしてあげたいことを選ぶ。
その小さな一歩が、これからのあなたの毎日をそっと軽くしてくれるはず。


