「ご自愛」と聞くと、何となくピンクっぽくて、ふわふわしていて
いかにも“女の子らしい” “お姫様” みたいなイメージを思い浮かべる人も多いかもしれない。
でも、わたしが思うご自愛は、
そういうイメージに自分を寄せていくことじゃない。
ピンクが好きなら、ピンクを選べばいい。
でも、黒やベージュ、無機質なものが落ち着くなら、それを選ぶことも立派なご自愛。
ご自愛は「こうあるべき」ではなく、
「自分がどう感じるか」を大切にすることだと思っています。
「好きなものを持つ」ことは、自分に許可を出すこと
ピンクを避けてきたなら、あえて持ってみるのもいい
もしこれまで、「自分には似合わない」「キャラじゃない」「なんとなく恥ずかしい」
そんな理由で避けてきたものがあるなら。
あえて、小さく取り入れてみるのは、
それもまたとてもやさしいご自愛だと思う。
それは無理に自分を変えることじゃなくて、自分の中の選択肢をひとつ増やすこと。
「これも持っていいんだよ」と、自分に許可を出す行為に近い。
一見、役に立たないものたちでも、心にはちゃんと作用する
クリスマスツリーのオーナメント。
ふわふわのぬいぐるみ。
美しい絵が描かれたはがき。
刺繍がかわいい手帳カバー。
レースが縁どられたハンカチ。
深みのある香りがするオードパルファムやキャンドル。
わたしが大切にしているものたちです。
スマート家電や便利なガジェットに比べたら、
正直、生活を効率化してくれるわけでも、生産性を上げてくれるわけでもない。
いわゆる「役に立たないもの」かもしれない。
でも、それらを眺めたり、触れたり、使ったりしていると、
たしかに心がふわっとゆるむ瞬間がある。
それはとても静かでささやかだけれど、毎日に確かな変化をもたらしてくれます。
心が軽くなると、余裕が生まれる
「かわいいな」「なんか好きだな」だけでいい。
理由はなくていい。
そう感じる時間があると、
呼吸が深くなって、肩の力が抜けて、余裕が出てくるものです。
自分にも他人にも、少し優しくなれる。
この「余裕」「落ち着いていること」こそが、ご自愛の本質だと思います。
落ち着いた心は、人生をうまく運んでくれる
心に余裕があると、選択を急がなくて済む。
他人や自分を責めることもなくなる。
人の言葉に振り回されにくくなる。
結果的に仕事も、人間関係も、お金のことも、
不思議といい方向に進みやすくなるのです。
わたしは何度も、「まず心が落ち着く → そのあと現実が動く」
という流れを体感してきました。


ご自愛ラボ的・結論:ご自愛は、効率の外にある

役に立つかどうか。
意味があるかどうか。
成果につながるかどうか。
そうやって切り捨ててきた
「ただ好きなもの」「心がときめくもの」を、人生から追い出さなくていい。
むしろ、そういうものを大切にできる人ほど、人生を雑に扱わない。
落ち着くために、あえて無駄を持つ。
それも、とても成熟したご自愛です。
今日、ひとつだけでいい。
子どもの頃すきだったものを思い出してみて。
あなたの心がふわっと軽くなるものを、ちゃんと大事にしてあげてほしいなと思います。



